スペインワイン、発見!

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スペインワイン、発見! 特選スペインワイン発見!
¡Conozcan Vino Español! ( スペインワイン発見! ) En los últimos diez años he tenido oportunidad de probar más de mil vinos españoles diferentes.

35年ほど前、スペインワインの魅力にとりつかれて以来、ワイン飲むならスペインが「いいね!」のコピーライター。これまで試飲した1,000種・5,000本を超えるスペインワインの中から、独断で選んだオススメのワインをイラストつきで紹介します。大学卒業後、広告代理店と広告制作会社でコピーライターとして、数多くの広告を手がけてきました。1998年、広告制作オフィス「有限会社トモス・ネットワーク」を立ち上げ、現在はWebサイトでもコピー相談所「一語一会」を開設中。ワイン関連では、WSETが発刊する「Wines & Spirits(レベル3)」日本語版の翻訳・監修をはじめ、ワインにまつわる記事も執筆しています。
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Soy Tomomi Inoue, un gran aficionado a lo

s vinos españoles. Como resultado de esta afición, he creado una página de internet dedicada a los vinos españoles, en la que doy información sobre numerosos vinos españoles para presentarlos a los importadores, hosteleros y aficionados en general. La dirección es:
http://vinoespanol.com
(lo siento, los textos están sólo en japonés)

Aqui se pueden consultar todos los puntos de venta de los vinos en Japón o el enlace a la bodega española en el caso de que aún no esté comercializado en Japón. Profesionalmente me dedico a la publicidad, campo en el que poseo una amplia experiencia como director creativo y diseñador de campañas publicitarias.

イラストno.244ワイン名 : RODA UNO reserva(ロダ・ウノ  レセルバ)収穫年: 1997ボデガ名: Bodegas Roda(ボデガス・ロダ)生産地: DOCa  La Rioja(リオハ)■一度はロダMario Ro...
09/03/2022

イラストno.244
ワイン名 : RODA UNO reserva(ロダ・ウノ レセルバ)
収穫年: 1997
ボデガ名: Bodegas Roda(ボデガス・ロダ)
生産地: DOCa La Rioja(リオハ)

■一度はロダ
Mario Rotlant(夫)とCarmen Daurella(妻)両家の苗字「Ro-Da」から命名された「ボデガス・ロダ」。創立は1991年と比較的新しいにもかわらず、世界各地の高級レストランで採用され、美食家たちにも広く知られ、いまやリオハだけでなく、スペインワインの革新と持続可能性の象徴でもあります。

ここで紹介する「ロダ・ウノ」は、パワフルさを超えた深遠なワインです。グラスに注ぐと、カシス、プラムの芳香が一気に鼻腔に押し寄せ、クリームのような甘美な香りも立ちこめます。後を追うように、黒コショウやシナモン、クローブなどハーブのスパイスや、チョコレート、エスプレッソ、ウイスキーなどリッチで複雑な香りが続きます。
口に含むと、繊細な酸としっかりした果実味にキメ細かなタンニンが溶け込み一体化。ジューシーなのにフレッシュで、涼やかな印象すら感じられます。口当たりも滑らか。重すぎず、軽すぎず、余韻も長くてキレイ。最後の一滴まで上質な旨みを感じることができます。(ここまでは、10年以上前に1997ビンテージの750mlをテイスティングした時の感想です)

このマグナム1,500ml、さぞかしうまいんだろうな。特別な日に、気の置けない人と、時間を忘れて酌み交わす日が早く来てほしい。

取扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/10000285/

イラストno.581ワイン名 : El Terroir(エル・テロワール)収穫年: 2015ボデガ名: Domaines LUPIER(ドメーヌ・ルピエール)生産地: DO Navarra(ナバーラ)■ナバーラの放棄された27区画の宝物を救...
04/01/2022

イラストno.581
ワイン名 : El Terroir(エル・テロワール)
収穫年: 2015
ボデガ名: Domaines LUPIER(ドメーヌ・ルピエール)
生産地: DO Navarra(ナバーラ)

■ナバーラの放棄された27区画の宝物を救出
スペインワインの銘醸地リオハに隣接するナバーラ州。パンプローナの牛追い祭りで名高い地で、ワイン産地としても長い歴史を持っています。一時期、州政府の近代化政策により、多くの農家が都市に移住した結果、ブドウ畑が放棄されていました。ブドウ栽培家であり醸造家でもある農学技師のエンリケと、経済経営科学を専攻しMBAを取得したエリサ夫妻は、このブドウ畑にポテンシャルを見つけ、2006年に「ドメーヌ・ルピエール」を創設。引き抜かれる運命にあった畑の中から、自分たちで管理できる27区画を買い取り、ブドウ栽培をスタートしました。

■ガルナッチャの古木を活かすビオディナミ農法
海抜400〜700mに点在する畑は石灰岩土壌。棚田のような畑に植えられた樹齢100年超のブドウの古木の中には20世紀初頭から植えられているガルナッチャもあります。二人は新たにブドウの樹を植樹するのではなく、もともとあった古木を甦らせることに努め、創業当初から有機栽培を実践し、2011年にはビオディナミ農法に完全移行。植物の生育サイクルに合わせて、ハープを煎じた堆肥を使用するなど、自然環境を徹底的に尊重しています。

■ガルナッチャの個性を遺憾なく発揮した赤
テロワールが育んだプドウの個性を保つため、醸造時も人為的な介入を極力抑えているほか、樽から出る過度な香味を避けるため新樽の使用を徐々に減らし、1500Lの大樽で熟成した後、2年以上の瓶熟成を経て世に出しています。
グラスに注がれた色合いは、輝きのある濃い赤紫色。ひと口含むと凝縮感が押し寄せてきますが、キレイな酸味とのバランスが取れているので、フレッシュな印象です。アルコール度14.5%にもかかわらず、エレガントで繊細。その名も「エル・テロワール」。この地のガルナッチャの個性が遺憾なく発揮された一本です。

(以下は参考程度に!)
ワイン・アドヴォケイト誌において、2013ビンテージ以降はすべて93点以上。スペインのワイン専門誌ペニンガイドやエル・パイス誌でも高評価。また英国のワイン専門誌デカンタールでは世界TOP50ワインに選出されるなど、ワインのプロたちから一目置かれるルピエールのワイン。これほどのクオリティがありながら、この価格。ただただ唖然とさせられる一本でもあります。

これからも伸びしろ大のルピエールのワイン、見逃せませんね。

ドメーヌ・ルピエールが造るもうひとつの赤ワイン「ラ・ダーマ 2016」もあります。

取扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/navarra_02/

03/10/2021
イラストno.684ワイン名 : Negramoll(ネグラモル)収穫年: 2018ボデガ名: Bodegas Victoria Torres(ボデガス・ビクトリア・トーレス)生産地: DO La Palma(カナリア諸島ラ・パルマ島)■次...
01/10/2021

イラストno.684
ワイン名 : Negramoll(ネグラモル)
収穫年: 2018
ボデガ名: Bodegas Victoria Torres(ボデガス・ビクトリア・トーレス)
生産地: DO La Palma(カナリア諸島ラ・パルマ島)

■次々と噴き上がる真っ赤な溶岩流
 イベリア半島から遠く離れた 北アフリカ洋上に浮かぶスペイン カナリア諸島。7つの島々の最西端にあるラ・パルマ島は、島の3分の2がユネスコにより生物圏保護区に指定されている景勝地です。空気が澄み、世界一の天体観測地としても知られているこの島がいま大変!
 島の中央から南にかけて広がる 山脈と活火山からなる自然公園クンブレ・ビエハ(The Cumbre Vieja)に、50年ぶりの大噴火が起きています(現在進行形)。幸い人的被害は出ていませんが、建物や畑に大変な被害が発生。今年は8月の熱波でブドウの樹がストレスを受けたのに続き、871haのブドウ畑のうち60haが火山灰と溶岩流の影響を受けています。

■宝の畑で一世紀を超えるブドウ造り
 ラ・パルマ島南部に、1885 年からブドウ栽培、ワイン造りを続けるワイン生産者ボデガス・ビクトリア・トーレス・ペシス(Bodegas Victoria Torres)があります。島に約20社ある生産者で最も小規模なボデガで、現在のオーナーは5代目に当たるビクトリア女史。2010 年から父の教えのもと本格的にワイン造りを始めましたが、父亡き後はほぼ一人ですべての仕事をこなしています。ビクトリアにとって、受け継がれた畑は宝物。自然を慈しみながら、持ち前の優しさ、細やかさ、誠実さ、真摯さ、芯の強さで、素晴らしいワインを作り出しています。

■フィロキセラも無縁な自根のブドウ樹
 標高300〜1400mに位置する点在する畑は、風化した火山灰が表土をおおう痩せた土壌。島にはフィロキセラが到達しなかったため、ブドウの樹はピエ・フランコ(自根)で、樹齢が古いのも特徴的です。畑での収量を抑え(約 4,000 kg/ha)、島の主要品種リスタン・ブランコ、ネグラモル、アルビーリョ・クリオリョ、マルバシア・アロマティカ、ビハリエゴなどの品種を栽培しています。畑で使う農薬は最低限の硫黄撒布だけで、イラクサを煎じた希釈水などで地力をあげるビオディナミ農法を採用。自然をリスペクトした栽培を実践しています。

■人為的介入を抑え自然に委ねる島ワイン
 この赤ワイン煮使われるブドウは平均樹齢50年(自根)のネグラモル種。果皮が薄くタンニンが穏やか、スモモやカシスなどの赤い果実の風味の特徴があり、大西洋の冷涼さと温かさの両方を感じ取れます。
 ビクトリアのお爺さんが建てた醸造所では、半分を古代ローマ人が考案した「ラガール」という木製の大桶にブドウを全房入れて足で踏んで発酵。残り半分は長年使われてきた栗の木桶とステンレスで発酵。これをアメリカとフレンチの古樽で寝かせます。醸造時も野生酵母を使用し、人の手はほとんど入れず、特別な温度管理もせず、フィルタリングもしません。
 世界No.1になったミシュラン3つ星レストラン カン・ロカの有名ソムリエも秘蔵ワインとして彼女のワインを扱うなど、国内外でラ・パルマの存在感がキラ星のごとく輝き始めています。

取扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/10000022_ss/

※ラベルが変わりました

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イラストno.730SADE (Albillo Real)シャーデー(アルビージョ レアル)収穫 2017年Sierra de Gredos (Castilla y Leon)生産地 シエラ デ グレドス( カスティーリャ イ レオン)半年...
04/01/2021

イラストno.730
SADE (Albillo Real)
シャーデー(アルビージョ レアル)
収穫 2017年
Sierra de Gredos (Castilla y Leon)
生産地 シエラ デ グレドス( カスティーリャ イ レオン)

半年ぶりの投稿です。本年もよろしくお願いします。

マドリッド郊外アビラ、標高1,100mの山岳地帯シエラ・デ・グレドスになんとも素敵なワインを見つけました。その名は「シャーデー (Sade)」。英国の女性シンガー シャーデーへのリスペクトから生まれたワインです。

自然そのものを表現するため、ビオディナミ(バイオダイナミック)農法で人の手をほとんど加えていません。グレドス山脈の花崗岩と砂地の区画でできたブドウは手作業で除梗。果皮がついたまま40日間マセラシオン(浸潤)。最初の数日は優しく踏んで果汁を搾り出し、自然発酵後は500mlの古樽で10カ月間熟成させています。

樹齢80年を超える地元白ブドウ品種Albillo Real(アルビージョ レアル)で仕込んだ、深くくすんだオレンジ色の液体はどこまでも緻密で、どこまでも深遠。味わいは、口に含むと麝香(じゃこう)のようなアプリコット、パパイヤ、土を思わせるミネラルフレーバーがグッド・バイブレーション。パワフルながらスムーズなタンニン、濃厚かつ深い味わいなどなど、いくら形容詞を使っても足りないほどオリジナリティ満載。壮大なるオレンジワインです。1000本のみの限定生産。

では、このワインを造るオルリ・ルンブレラスのワインにはどのような特徴があるのでしょうか?それはグラスに入れた時、液体が大地を語り、新鮮さや果実味よりはるかに多くのことを伝え、実現しているワインだということ。ワインを飲み慣れていない人にはちょっと違和感があるかもしれませんが、ブドウの個性や醸造家の個性が際立つワインで、私はとても気に入っています。

取扱い:特選スペインワイン発見!

今年も、美味しいワイン紹介しますね。ご愛顧よろしくお願いします。
01/01/2021

今年も、美味しいワイン紹介しますね。
ご愛顧よろしくお願いします。

イラストno.728Gran Predicat (Negre/ Blanc)グラン・プレディカット(ネグレ 赤、ブラン 白)収穫 2017年(D.O.Q. Priorat)特選原産地呼称 プリオラートスペインワインの銘醸地といえば、たいてい...
30/07/2020

イラストno.728

Gran Predicat (Negre/ Blanc)
グラン・プレディカット(ネグレ 赤、ブラン 白)
収穫 2017年
(D.O.Q. Priorat)
特選原産地呼称 プリオラート

スペインワインの銘醸地といえば、たいていの人はリオハを思い浮かべますが、ワインにちょいと詳しい人なら、プリオラートもスペイントップクラスのワイン生産地だと知っています。19世紀、フランスのブドウ畑を襲ったフィロキセラ禍のせいで、ここプリオラートにもその影響が及び、畑が放置された時期があります。しかし1980年代後半、4人組と呼ばれる若いワイン醸造家たちがこの荒れた土地を再生。DOQ(特選原産地呼称)を復活させた話も有名です。

さて、このワインを造るグリフォイ・デクララ家は、プリオラートのエルモラール村という人口300人の老齢化が進む小村で、1880年の創業以来、代々ワイナリーを経営しています。5代目オーナーのロジェールさんは、醸造家であると同時にこの村の村長で、「オリーブとアーモンドとワインで村おこし」を掲げ、故郷のために奮闘しています。その心意気が素晴らしい!そして隣には日本女性の郁美(いくみ)さんが寄り添っています。

フラッグシップの「グラン・プレディカット」には赤・白があって、栽培が難しいが底知れぬポテンシャルを持つカリニェナ100%で造られた赤は、グラスに注ぐとベリージャムや甘草、ナッツなどが入り混じった馥郁(ふくいく)たる芳香が立ち上がり、トーストや熟した果実、マッシュルームなどのアロマも口中を覆います。
白はこの地では珍しいガルナッチャ・ブランカを100%使っていて、淡い黄金色の液体からプラムや桃、アプリコットなどの完熟果実、ナッツ、バターなどのニュアンスが複雑に紡ぎ出される味わいは超ナイス。2007年の世界最優秀ソムリエ、スウェーデンのAndreas Larsson氏も太鼓判を押しています。

あ、そうそう、畑は粘板岩のスレート土壌で急斜面、作業が大変なうえにブドウの収量が極めて少ない。ワイン1本造るのに3本の古木が必要なほど。しかし、その分ブドウは豊富なミネラルを含み深遠な表現力を身につけます。いやぁ、デクララ家のワインだけに、でクラクラするくらいウマイんだな、もう。

取扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/priorat_04/

イラストno.536Ibizkus Tintoイビスクス・ティント収穫 2017年(Vino de la Tierra Ibiza)バレアレス諸島イビサ島夏ともなると、世界中の観光客がわんさと押し寄せる地中海バレアレス諸島のイビサ島。ひと昔...
18/04/2020

イラストno.536

Ibizkus Tinto
イビスクス・ティント
収穫 2017年
(Vino de la Tierra Ibiza)
バレアレス諸島イビサ島

夏ともなると、世界中の観光客がわんさと押し寄せる地中海バレアレス諸島のイビサ島。ひと昔前はヒッピーやサブカルチャーの発信地、いまはセレブと若者が行き交う高級リゾート地へと様変わり…。ヨーロッパ一といわれるこの美しい島の石灰岩と粘土・砂質土壌の有機栽培畑で作られたワインは、目にさやかなトルコブルーのエチケタが、地中海の青い空を想起させる。

ずっしり重いナデ肩のボトルから注がれた液体の色調はガーネット。カカオ風味にスパイシーな黒こしょうが、カラダを覚醒させてくれる。口に含むとイキイキしたラズベリー風味が、ココロにグッドバイブレーション。アルコール度14%、酸味あり、凝縮感あり、タンニンあり…。時間の経過とともに、この地のテロワール(土壌やら気候やらのなせる影響)が口中に溢れだし、濃厚な味わいを生み出すモナストレル種の存在感を見せつける。口当たりはフレッシュなのに、樽熟成由来のストラクチャーもしっかりしていて官能的ですらある。

強烈な陽光を受けて白くまぶしいイビサは、どこまでも静謐で、どこまでも夢見心地の、美(うま)し島なり。

実はこのワイン、初めて飲んだのは10年ほど前で、その小洒落た味わいに時代の風を感じていました。しかしその後日本への入荷が途絶えていたため、「ひさびさのイビサ」というわけで再掲載します。イラストに描かれている当時のビンテージ2008年のキャップシールはブルーでしたが、いまはメタリックグレーに変わっています。

取扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/ibiza_01/

イラストno.724VALVERAN 20 Manzanasヴァルベラン 20(ベインテ)マンサナス アイスシードル生産 / Massabeu Bodegas(マサベウ・ボデガス)地域 / Asturias(アストゥリアス州)シードルという...
10/04/2020

イラストno.724

VALVERAN 20 Manzanas
ヴァルベラン 20(ベインテ)
マンサナス アイスシードル

生産 / Massabeu Bodegas(マサベウ・ボデガス)
地域 / Asturias(アストゥリアス州)

シードルという飲み物をご存知ですか?スペイン語で「シドラ」、英語読みは「サイダー」。日本でサイダーというと炭酸飲料ですが、スペインではリンゴから作られるアルコール飲料を指します。ここに紹介するアイスシードルは、スペイン北西部アストゥリアス州の小さなリンゴ農家で作られています。さまざまなシードルのコンクールで受賞している一方、世界の名だたるミシュラン星付きレストランでも大変高い評価を受けています。

他のシードルと、どこがどう違うのでしょうか?

まずは不屈の精神。おいしいリンゴ酒を作りたいと畑を買い求め、11種の地元品種のリンゴの木を植えたのが1998 年のこと。2004 年には畑に隣接する場所にシードル醸造所を新設し、瓶内二次発酵の「シャンパーニュ風」発泡リンゴ酒の醸造をスタート。だが、求めていた品質にならなかったため製造を断念。次にポートワインのような長期樽熟成・高アルコールのシードルの醸造を始めたものの、こちらも求める商品ができなかったため製造を中止。そこで考えたのが、リンゴ果汁を氷結させて濃度を高めたアイスワイン。未知の領域につきものの経験不足は、土地への想いやリンゴへの愛で乗り越えて…

製造方法は、収穫したリンゴを、すぐに洗浄カットし、液体だけを抽出した果汁を氷点下20度で急速冷凍し水分を除去。特別な製造容器をこしらえたため、栄養分や味、香りなどを損なうことはありません。この濃縮果汁に土着の酵母をプラスし、2,500ml のタンクで約1年低温発酵。さらに別のスチールタンクに移し、リンゴの皮などと一緒に1年間熟成しています。2年の歳月をかけて瓶詰めされた375ml のボトルには、20個分のリンゴエキスと生産者の愛情が詰まっています。

色合いは、透明感と輝きのある赤みを帯びたアンバー色。ドライフルーツ、カリン、濃密な桃、オレンジピールなどの香りが立ちこめ、ひとくち含むと、フレッシュなのに、ハチミツを思わせるしっとりとした甘みが広がり、飲みごたえは官能的ですらあります。ケーキやデザート、チーズ、チョコレートなどに、とても良く合います。ノドごしふんわり優しく、余韻も長く続くので、ナイトキャップにもオススメ。

こんなにも稀少なシードルが日本で楽しめるなんて、贅沢だけどシアワセ。生産本数18,000本。オリジナルカートン入りでお届けします。

取り扱い:スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/cidra_1/

イラストno.720Uva de Vida Biografico Tempranillo (Rosado)ウバ・デ・ビダ ビオグラフィコ・テンプラニーリョ(ロザード)生産 / Uva de Vida(ウバ・デ・ビダ)地域 / Vino de...
04/03/2020

イラストno.720
Uva de Vida Biografico Tempranillo (Rosado)
ウバ・デ・ビダ ビオグラフィコ・テンプラニーリョ(ロザード)

生産 / Uva de Vida(ウバ・デ・ビダ)
地域 / Vino de la Tierra de Castilla
収穫年 / 2018

スペインの古都トレド郊外にあるワイナリーが造るロゼワイン。醸造家のカルメンは大病したことを契機に、食の大切さに気づき、自然環境に敬意を払ったワイン生産を開始。畑ではボルドー液もSO2も使用せず、下草も刈らないなど、厳格なビオディナミに徹した農法でブドウを育てています。このビオグラフィコで使われるブドウ品種はスペインを代表するテンプラニーリョ。醸造はステンレスタンクで自然酵母させ、発酵後は無濾過・無清澄で瓶詰めします。そうそう、畑やセラーでは音楽を流して「エネルギー」と「振動」を与えているそうです。

グラスに注いだ色合いはダークピンク。ベリーや少し土っぽい芳香がして、新鮮でジューシーな味わいがナイスです。豊潤ながらキリッと辛口です。テンプラニーリョの果実味と適度な酸、渋みが舌を引き締めます。冷やしてよし、15度くらいで楽しんでもよし。サラダやサラミ、冷製の肉料理などとの相性がよさそう。

ラベルの中心に描かれた円と八角形は、太陽や月を崇拝した古代地中海文明をイメージ。天と地のつながり、精神と物質の安定したバランスを表しています。ワインの裏ラベルのUVA DE VIDAの下に一行の格言が記されていました。この18年ロゼには、"Quien mira hacia afuera suena, quien mira hacia adentro despierta.--- Carl Gustav Jung"(外に目を向ける者は夢を見、内を見つめる者は真理を知る )と書かれています。心理学者ユングの格言に、スピリチュアを感じます。

グラシアーノで作られた赤ワインには哲学者キケロの格言が書かれています。それは追ってまた紹介しますね。

取り扱い:スペインワイン発見!
https://vinoespanol.tokyo/cp-bin/eccube/html/products/detail.php?product_id=242
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/toledo_set/

イラストno.710SABATE i COCA Reserva Familliarサバテ イ コカ レセルバ ファミリア生産 / Castellroig(カステルロッチ)地域 / Penedes(ペネデス)収穫年 / 2010スペインを代表...
29/02/2020

イラストno.710
SABATE i COCA Reserva Familliar
サバテ イ コカ レセルバ ファミリア

生産 / Castellroig(カステルロッチ)
地域 / Penedes(ペネデス)
収穫年 / 2010

スペインを代表するスパークリングワイン「カバ(Cava)」。カタルーニャ州のワイン産地ペネデス地域で200社近くが生産していますが、自社畑のブドウを使っているのは30社ほど。そのうちの一社、カステルロッチのカバ造りは、畑では飼っている羊の糞は肥料に、環境を守るため殺虫剤などの化学製品は使用せず、グリーンハーベスト(未熟なブドウの間引き)、草取りなどはすべて手作業。また月と自然のサイクルは互いに影響していると考え、選定、施肥、収穫、瓶詰作業は、月の満ち欠けに合わせて行われています。

醸造所には栽培区画によって分けられた64のブドウ果汁タンクがあり、これらをパズルのピースを組み合わせるようにブレンド、カステルロッチらしい味わいに仕上げています。2016年にはカタルーニャ ソムリエ協会からベストワイナリー賞を授与され、翌17年スペイン農水省がカバの上級格付けとして12カ所の「単一ブドウ畑」を認定した際、「サバテ イ コカ」もその一つに選ばれました。その証として「カバ デ パラヘ カリフィカード(Cava de Paraje Calificado)」と畑名をラベルに表記できるが、この2010ビンテージは制度が導入される前に造られたため、その表記はありません。

樹齢の高いチャレロ種をフレンチオーク樽で発酵させ、発酵後3〜4カ月寝かせた後、ボトルに移し瓶内二次発酵。澱引きまでの期間はなんと50カ月を超えます。泡立ちは非常にきめ細かく繊細で、熟した果実やトースト香が鼻腔をくすぐり、フェンネルやタイムなどのハーブ香も匂い立ちます。シルクのようなしなやかな口当たりに目を細め、深みのある味わいに頬が緩む。オレンジ色と黒のツートンカラーの化粧箱入りもニクイね。

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/cava_09/

イラストno.711GENTLEMANTジェントレマン生産 / Clos Lentiscus (クロスレンティスクス)地域 / Penedes(ペネデス)収穫年 / 2017スペイン発泡ワイン(カバ / コルピナット)の銘醸地 ペネデスの海...
20/02/2020

イラストno.711
GENTLEMANT
ジェントレマン

生産 / Clos Lentiscus (クロスレンティスクス)
地域 / Penedes(ペネデス)
収穫年 / 2017

スペイン発泡ワイン(カバ / コルピナット)の銘醸地 ペネデスの海沿いに「ガラフ」といわれる石灰土壌の自然公園があり、この地で3世代ブドウ栽培を続けるクロス・レンティスクス。畑や周囲の環境を尊重することに加え、自然の摂理に則ったワイン作りを実践している。
「人の健康は、大地が健康であって初めてなしうる。そして自然の一部である人の介入は最少限に抑える」というコンセプトのもと、「少しでも多くの人たちとこうした考えを共有・共感していきたい」と語るのは、いま注目のスパークリングワイン醸造家マネル・アビニョン氏。昨年お嬢さんと来日した際も、ガッチリした体躯に似合わぬ慎み深さを感じた。

セイエル・デ・カン・ロカ、アルザック、マルティン・ベラサテギなど、スペインを代表する3つ星レストランでオンリストされているクロス・レンティスクス。泡のエキスパートである氏が満を持して発表したのがこのペットナット(*) のスパークリング「ジェントレマン」。ひと口含むと、ビビッときて、かつて飲んだことのない感動が押し寄せる。果実に厚みがあり、酸もしっかりしているのに、出しゃばらない。グレープフルーツ果皮を思わせるほのかな苦味も心地よい。

※ 一次発酵を行った後、瓶詰めし、酵母と糖を加えて二次発酵をさせる「シャンパーニュ」製法と違い、一次発酵中のワインを瓶詰めしてそのまま発酵させる、無添加、無濾過、微発泡のスパークリングワイン

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/10000033/

イラストno.712. 713ULTERIOR ウルテリオール生産 / VERUM Bodegas y Vinedos(ボデガス・イ・ビニェドス・ヴェルム)地域 / D.O. La Mancha(ラ・マンチャ)収穫年 / 2017権威ある英...
21/01/2020

イラストno.712. 713
ULTERIOR ウルテリオール

生産 / VERUM Bodegas y Vinedos(ボデガス・イ・ビニェドス・ヴェルム)
地域 / D.O. La Mancha(ラ・マンチャ)
収穫年 / 2017

権威ある英国のワイン専門誌「Decanter デカンタール」は、2018年2月号でスペインワインの風景を変える10人のワイン醸造家の一人として、エリアス・ロペス・モンテロ氏に焦点を当て、その活躍ぶりを紹介している。そんな彼が、畑にこだわり、品種にこだわって世に出した新作ワイン、それが「ウルテリオール」だ。

ウルテリオールのあるラ・マンチャのシウダ・レアル県トメジョーソ村は、ワイン作りの歴史が古く、モンテロ・ファミリーが所有するブドウ畑は標高650mのメセタ(高原台地)にあり、総面積250ha。土壌は石灰岩層で樹齢50年以上の古樹が多い。日照時間が長く年間降水量250mm以下という気象条件は、高品質のワイン造りにもってこいの環境でもある。ブドウ栽培はすべてオーガニックで、パルセラと呼ばれる45の区画に分けられた畑で、それぞれの土壌にふさわしいブドウ品種が育てられる。それぞれの区画で育てられた単一品種のワイン5種には、それぞれの畑の区画番号が記されている。

・アルビージョ・レアル(no.7&9)白
シナモンなどのハーブの複雑な香りが見え隠れ。ほどよい酸の余韻があり、すぐに二杯目を飲みたい気分に

・マスエロ(no.4)赤
複雑な土壌を感じさせるハーブやプラム香。キレイな酸と熟れた赤い果実のバランスが絶妙

・ガルナッチャ(no.6)赤
微かな赤い果実をまとう花やチェリーの香り。口に含むと、その芳香と絹のような滑らかさに驚かされる

・ティント・ベラスコ(no.10)赤
口に含むとブラックベリーの味わい。タンニンがよく溶け込み、黒系フルーツと花の記憶を呼び起こす

・グラシアーノ(no.17)赤
スミレやラベンダーの花、果実、かすかなカカオ香。洗練されたタンニンや微かな苦みが口中に心地よく広がる

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/4set_01/

イラストno.708Cueva by Mariano クエヴァ バイ マリアーノ生産 / Bodega Cueva(ボデガ・クエヴァ)地域 / Valencia(バレンシア)収穫年 / 2018(D.O. Utiel-Requena ウティ...
06/11/2019

イラストno.708
Cueva by Mariano クエヴァ バイ マリアーノ

生産 / Bodega Cueva(ボデガ・クエヴァ)
地域 / Valencia(バレンシア)
収穫年 / 2018(D.O. Utiel-Requena ウティエル・レケーナ)

日本ではオレンジやパエーリャ料理で知られるバレンシア地方。残念ながらワインについてはこれまであまり高い評価を受けてきませんでした。しかしこの周辺でも若手醸造家が台頭し、時代に沿った新たなスタイルの高品質ワインが作られ始めています。ここで紹介するボデガ・クエヴァもそんな生産者の一つ。畑は地中海から70kmほど内陸に入った標高700mの台地にあり、夏は40度を超える暑さになる一方、冬は零下15度に下がる厳しい気候条件を有しています。この特異なクリマ(気象や風土)の中で、環境、生物多様性、健康などに最大限配慮したワイン造りを実践しています。いまはやりの言葉でいうところの持続可能な農業ですね。造られるワインの多くは無農薬有機で栽培したブドウを使い、瓶詰め時も含めSO2を使用することなく、野生酵母の働きで自然な醸造を心がけ、「使うのは健康的なブドウだけ。他には何もいらない」と豪語しています。

このティント(赤ワイン)は、10~15日間、全房のまま発酵させ、無理に抽出せずブドウ本来の味わいを引き出しています。薄くてキレイなダークチェリーの色合い、熟したフルーツ、コンポート、甘草、チェリーのニュアンスを出しながら、柔らかくて丸みがあり、フレーバーは清楚でロマンチック(←古風ですね)。スイスイいける飲み心地とミネラル感。アルコールは13度あるのにそれを感じさせません。醸造家マリアーノがいままで造った赤で最高のデキと太鼓判を押すのもうなづけます。奇をてらったり、肩ひじ張ったところがまったくなく、本当にリラックスして楽しめる、いや楽しめるからリラックスできる一本です。

ヤスイとか、ウマイとかだけを求めるのではなく、カラダに優しいワインを探している方にぜひ味わってほしいと思います。

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/10000112/

イラストno.700Simeta シメタ生産 / Javi Revert Viticultor(ハビ・レベル・ビティクルトール)地域 / Valencia(バレンシア)収穫年 / 2016(D.O. Valencia バレンシア )南バレン...
16/10/2019

イラストno.700
Simeta シメタ

生産 / Javi Revert Viticultor(ハビ・レベル・ビティクルトール)
地域 / Valencia(バレンシア)
収穫年 / 2016
(D.O. Valencia バレンシア )

南バレンシアの内陸に入った標高750mのフォント・デ・ラ・フィゲラ(La Font de la Figuera, Terres dels Aforins)村の奥深い森に、50年以上放置されていた畑を発見した醸造家ハビエル・レベル。そこに植えられていた白ブドウの木が、彼の曾祖父の手になることを知った彼は、まるで運命であるかのように、この地でのワイン造りを始める。プロジェクトを進めるにあたり、創造のインスピレーションの源になったのは、地元の宝物である地ブドウに敬意を払うことだった。

500年以上の歴史をもつ北向きの段々畑は、シェリーで有名なアンダルシア州ヘレスのアルバリサにも似た白亜質土壌だが、炭酸カルシウムが豊富。またワインに新鮮さと優雅さを付与する北向きの斜面は願ってもない地形だった。彼はこの周辺の区画を次々に開墾し、そこに地中海性気候に適した白ブドウ品種(Tortosí, Trepadell, Malvasía, Merseguera, Verdil)、黒ブドウ品種(Garnacha Tintorella, Monastrel, Arcos)を植栽。現在畑の総面積は約6haになっている。

ハビエル・レベルのこの新しいプロジェクトの相棒は、古くから親交のあったビクトル・マルケス。二人はさまざまなボデガで醸造家として活躍する一方、大好きな地中海の品種を使った、新鮮で明るいタッチのワインに賭けるべきだと感じ、若さの熱情のもと象徴的なワイン作りに勤(いそ)しむ。認定は受けていないが、農法はオーガニック。手作業で収穫されたブドウはアンフォラ(素焼きの甕)で発酵させた後、アンフォラでさらに8カ月熟成し、ガラスデミジョン(ダマ・フアナというガラスの瓶)で2カ月熟成される。

赤ワイン「シメタ」は、珍しいバレンシアの固有品種アルコスから作られる。アルコスは房が大きく、果皮が厚い品種で地中海気候に見事に適合し、新鮮な酸味に特徴がある。でき上がったワインの味わいは、狙い通り、畑を反映していた。純粋で、素朴で、活力に満ちて。

雑誌Wine Advocateは、スペインのワインテイスター、ルイス・グティエレスの助けを借り、バレンシアで傑出した地中海ワインのリストを発表した。94ポイントを獲得し、この地で最もエキサイティングなワインとして選ばれたがシメタ。ハビエルが「しめた!」と言ったか定かでないが、2014年、樹齢50年以上のブドウで醸造を始めたハビエルらの努力が、早くも結実。生産本数は2,000本とごくわずかだが、すでにスペイン東部の新しいベンチマークになる様相を呈している。こんな若手醸造家が続々と輩出されるスペインのポテンシャルに刮目(かつもく)せよ!

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/valencia_01/

イラストno.697Turo den Mota トゥロ・ダン・モタ生産 / Recaredo(レカレド)地域 / Sant Sadurní d'Anoia(サン・サドゥルニ・ダノイア)収穫年 / 2005(D.O.カバ Corpinnat ...
26/05/2019

イラストno.697
Turo den Mota トゥロ・ダン・モタ

生産 / Recaredo(レカレド)
地域 / Sant Sadurní d'Anoia(サン・サドゥルニ・ダノイア)
収穫年 / 2005
(D.O.カバ Corpinnat コルピナット)

Cava(カバ)と言えば、スペイン産のスパークリング(発泡性)ワインのこと。シャンパーニュと同じ伝統方式によって作られていて、手ごろな価格から世界中に愛好者がいます。そんなカバの中にあって、スペイン最高峰と評判なのがレカレドです。でも、レカレドをもうカバとは呼びません。というのは、スペインのカバを牽引してきたペネデス地域にある6社(グラモナGramona、ジョパール Llopart、ナダル Nadal、レカレド Recaredo、サバテ・イ・コカSabaté i Coca、トレジョTorelló)が、カバは100%オーガニックで栽培されたブドウを手摘みし、ワイナリー内の設備で醸造するなどもっと差別化すべきと、長い間カバの団体に主張してきましたが、何も変わらないので、自分たちで新しく団体を作ってしまったのです。その名称が「Corpinnat(コルピナット)」です。

と、まあ、前置きはさておき、レカレド社のワイン、とりわけスパークリングはスペシャルです。所有するすべての畑はビオディナミ農法。草生栽培により樹勢をコントロールしているほか、土中の酸素や窒素を循環させ土壌の有機質を豊かにするため、馬を使って畑を耕したりして、自然の生態系を大事にした栽培を実践しています。ルミアージュといって瓶をくるくる回すやり方は手作業。デゴルジュマンという澱抜きは、瓶口を凍らせない職人技。すべては高品質かつテロワール(その土地ならではの個性)を表現するための作業です。補糖も補酸もせず、SO2添加も最低限。チャレッロというブドウ品種が持つポテンシャルだけで勝負しています。栓も創業時から、かたくなに天然コルクにこだわっています。王冠と比べると長期熟成に向いていることが研究結果でも証明されています。年間6億本作られるシャンパーニュ方式のスパークリングうち、天然コルクで瓶内熟成しているのは100万本。そのうち60万本はフランス、30万本はレカレドで使用されています。

さてレカレドの泡は、全部で4種類。それぞれに特徴があるのですが、ここで紹介している「トゥロ・ダン・モタ」は、熟成120カ月、3,984本限定生産のプレミアム泡ワインです。ハチミツ、ナッツ、カラメル、ハーブのアロマ。エレガントであり、果実味があり、ミネラルも感じられる見事な味わいです。特別な日に、極上のひとときをお楽しみください。ギフトにも最適な木箱入りです。

取り扱い:特選スペインワイン発見!
https://item.rakuten.co.jp/spain-wine/10000008/

El Canto del Mirlo エル・カント・デル・ミルロ収穫年 / 2015(Granada グラナダ)イラストno.657いやあ、驚いた。ワインでアルコール度17%。これ、酒精強化ワインではありません。スペインの南部アンダルシア生...
20/09/2018

El Canto del Mirlo エル・カント・デル・ミルロ
収穫年 / 2015
(Granada グラナダ)
イラストno.657

いやあ、驚いた。ワインでアルコール度17%。これ、酒精強化ワインではありません。スペインの南部アンダルシア生まれの赤ワインです。となると、畑は赤茶けた灼熱の大地をイメージしがちですが、ノンノン。ヨーロッパで最も標高の高い1,290mに畑はあります。作り手はスペインのナチュラルワインの先駆者であり、関係者から一目置かれるマヌエル・バレンスエラ氏。農薬や殺虫剤はもちろん、酸化防止剤などの化学物質は一切使用しないビオディナミ農法。発酵も自然酵母で、無清澄で瓶詰め前に軽く濾過するだけなのであります。今年も日本への入荷は60本程度。ラッキーなことに数本入手できました。

17%とくれば、濃くて、重くてを想像しがちですが、味わいはソフト&スムーズ。飲むほどに、肉体も精神も優しく包み込んでくれる大らかさがあります。それにしても、この醸造家のワインをいただく度に、ワインって神秘なのねと納得してしまう。飲めない方には申し訳ないけど、こんなステキなワインに出会うと、人生トクした気分になります。

ワインのラベルに記された「El Canto del Mirlo」というのは、「The Song of the Blackbird」。そういえば、ブラックバードはビートルズのポールも歌っていましたね。小気味よい囀(さえずり)は、このワインを飲んだ余韻にも似てケマラビジョッソ(素晴らしい!)。ちなみにブドウ品種はメルロー100%です。

取り扱い:Webショップ「スペインワイン、発見!」

忙しさにかまけて、半年ぶりの投稿です。今回のイラストはワインといっても、店の看板です。実はこのたび楽天市場に「特選スペインワイン発見!」という名のショッピングサイトをオープンしました。扱うスペインワインの種類は44銘柄と少ないですが、これま...
01/09/2018

忙しさにかまけて、半年ぶりの投稿です。

今回のイラストはワインといっても、店の看板です。実はこのたび楽天市場に「特選スペインワイン発見!」という名のショッピングサイトをオープンしました。扱うスペインワインの種類は44銘柄と少ないですが、これまで20年間以上スペインワインを飲み続けてきて、いまホントに美味しいなという、お気に入りのワインを揃えてみました。ショッピングモールにある他のお店と価格ではなかなか勝負できませんが、満足度でお応えしようと思います。

このWebサイトを制作するにあたり、さて、どんな看板にしようか考えたとき、イラストレーターの平戸孝之さんが頭に浮かびました。バタ臭くてシャレオツ。コチラのイメージを伝えて絵にしてくれたのがコレ。どう?スペインの陽気さ、ワインのユニークさが表現されているでしょ。結構気に入っています。ショップを訪れ、ワインを購入した皆さんが、私がセレクトしたワインを飲んでココロに「元気」や「平和」がやってきたら、こんなに嬉しいことはありません。

欲しかったワインが、ココにある。
特選スペインワイン発見!
https://www.rakuten.co.jp/spain-wine

la buena Siesta ラ・ブエナ・シエスタCosecha/2017(D.O.Mentrida メントリダ)イラストno.647かつてスペインの赤ワインと言えば、どっしりと重くアカ抜けないイメージでしたが、近年意欲的な若手醸造家がめ...
08/11/2017

la buena Siesta ラ・ブエナ・シエスタ
Cosecha/2017
(D.O.Mentrida メントリダ)
イラストno.647

かつてスペインの赤ワインと言えば、どっしりと重くアカ抜けないイメージでしたが、近年意欲的な若手醸造家がめきめき力をつけ、驚くほどポテンシャルの高いワインが誕生しています。ここで紹介するのはそんな牽引車の一人、ヒメネス・ランディが古都トレドの北に広がるDOメントリダで醸した一本です。

11月16日(木)は、ボジョレーヌーボーの解禁日。

これまで私はヌーボーにあまり興味がありませんでしたが、去年、自然派ワインの作り手ヒメネス・ランディがヌエボ(スペイン版ヌーボー)を日本向けに出すというので、飲んでみたら、これがすごい!

栓を抜くや、部屋中に放たれるスパイシーな芳香は力強くかつエレガント。ひと口含むと、ガルナッチャ特有のスミレやベリー系フルーツの華やかさが口いっぱいに広がり、時間が経つにつれ、力強さと穏やかさが交互に明滅するのです。

ネット上で販売したところ、おかげさまで大好評。「今年もぜひ!」という皆様の声にお応えして、2017年も「ラ ブエナ シエスタ」を仕入れます。スペイン語で「休息」を意味する「シエスタ」。健康に熟したブドウ特有の、清楚さと妖艶さがたっぷり詰まったスパニッシュ・ヌーボーで、魅惑のひと時をお過ごしください。

先行特別価格(税込1,880円)で提供します。
11月10日までにご予約いただければ、16日の解禁日にお届けします。

取り扱い:Webショップ「スペインワイン、発見!」

ALAYA TIERRAアラヤ・ティエラ収穫 2015年Almansaアルマンサイラストno.670ガルナッチャ・ティントレラを、あなたは知っていますか?ガルナッチャ(フランスではグルナッシュ)ではありません。スペインのアルマンサという地域...
17/10/2017

ALAYA TIERRA
アラヤ・ティエラ
収穫 2015年
Almansa
アルマンサ
イラストno.670

ガルナッチャ・ティントレラを、あなたは知っていますか?

ガルナッチャ(フランスではグルナッシュ)ではありません。スペインのアルマンサという地域固有の黒ブドウ品種で、果皮だけでなく果肉までが黒い珍しい品種です。果肉まで黒いことから、色の濃いワインができ、凝縮感のあるパワフルな味わいに特徴があるのですが、なかなかキレのあるワインを作るのは難しいのです。それを試行錯誤の上、カンベキな仕上がりに昇華させたのが、ここに紹介するボデガス・アタラヤの最高ランク「アラヤ・ティエラ」なのです。

熟成はフレンチとアメリカンオークで15ヶ月。ろ過も清澄もせず瓶詰めしているので、ガルナッチャ・ティントレラ種が持つポテンシャルの全てがこのひと瓶に詰まっています。瓶もどっしり重いヘビー級。深みのあるレンガ色のトーン。深く濃く複雑な香り、黒い果実や土壌(ティエラ)からくるミネラル感が、繊細なアロマを醸し出しています。味わいは力強く、熟した果実のうまみが口中へ押し寄せますが、アッと驚くようなシルクのようななめらかさが喉を滑ります。タンニンもよく溶け込み、16%というアルコール度にまったり酔わせていただきました。

最近は味わいのキレイな飲みやすいワインに人気が集まっていますが、たまにはこんなどっしり系の赤もイイものです。なかなか入手できないワインなので、ウレシイことがあった特別な日に味わっていただきたい。

取扱ショップ:スペインワイン、発見!

いろんな地域のワインを飲み比べてみれば、スペインワインの多様性や魅力がわかると思います。12種のワインのご注文に簡単な解説文を添えてみました。http://vinoespanol.tokyohttp://vinoespanol.com
18/07/2017

いろんな地域のワインを飲み比べてみれば、スペインワインの多様性や魅力がわかると思います。12種のワインのご注文に簡単な解説文を添えてみました。
http://vinoespanol.tokyo
http://vinoespanol.com

Salvaje Blancoサルバッヘ・ブランコ収穫 2015年Andaluciaアンダルシアイラストno.6331986年、標高1350mにある粘板岩土壌のブドウ畑(0.3ha)に植栽された1,300樹のソーヴィニヨンブランを使用した白ワ...
07/06/2017

Salvaje Blanco
サルバッヘ・ブランコ
収穫 2015年
Andalucia
アンダルシア
イラストno.633

1986年、標高1350mにある粘板岩土壌のブドウ畑(0.3ha)に植栽された1,300樹のソーヴィニヨンブランを使用した白ワイン。醸造は除梗後にプレスし、自然酵母で発酵。樽で1年間の熟成。醸造から瓶詰までSO2無添加。無濾過、無清澄です。生産量は年間900本。日本への入荷わずか48本。そのうち24本を分けていただきました。
ワインの名前は、「Sauvignon(=ソーヴィニヨン)」の語源である“Sauvage”(=野性)のスペイン語読み“Salvaje”と、“White”(=白)のスペイン語読み“Blanco”に由来します。野性で白いものは何かと考え「White Tiger(白い虎)」をラベルにしたとか(笑)。イラスト上手く描けてませんが、ラベル、カッコいいです。

一口飲んで、果実味というか爽快感というか、のびやかでおおらかな味わいに圧倒されました。力強くて骨太。少し樽を効かせた味わいは綺麗で、延びのある酸が心地良い。酵母のふくよかさと若干の塩気も感じられます。余韻も長く、翌日、翌々日、味は七変化。ナチュラルワインの神秘さを実感できる稀有なワインです。

前回このコラムで紹介した「Cardonohay(カルドノアイ)」同様、稀少価値の高い白ワインです。一度お試しになってはいかがでしょう。

取扱ショップ:スペインワイン、発見!

Cardonohay 2015カルドノアイ(Andalucia)アンダルシアイラストno.6342015年の生産量は600本。日本への入荷わずか48本という稀少価値の高いビオワインです。ワイン名のCardonohayは、Chardonnay...
20/05/2017

Cardonohay 2015
カルドノアイ
(Andalucia)
アンダルシア

イラストno.634

2015年の生産量は600本。日本への入荷わずか48本という稀少価値の高いビオワインです。
ワイン名のCardonohayは、Chardonnay(シャルドネ)のスペルに似ていますが少し違うんだな 。スペイン語でスープ(ワインも)のことを「caldo(カルド)」と呼び、「no hay」は「無い」という意味なので、こんなの他にありませんということでしょうか。なんかシャレてるよね。

1989年から1996年にかけて標高1250~1300mに植栽された500樹のシャルドネ種から作られた白ワイン。畑は粘板岩と粘土土壌。除梗後プレスし、自然酵母で発酵。1年間の樽熟成。醸造から瓶詰までSO2無添加、無濾過、無清澄。

キリッとした爽快感とコク、わずかに塩気、そしてほんのり樽香も相まって、とても厚みを感じられるワインです。クルミやカシューナッツなど少しオイリーなニュアンスも感じられますが、キレイな酸がフレッシュ感を与えています。ミネラル感もナチュール感もふくよかで、同じボデガ(バランコ・オスクロ)が作る「Salvaje Blanco」とともに見過ごせない白ワインです。
アッという間に完売。また来年会いましょう。

取扱ショップ:スペインワイン、発見!

スペインの希少ワイン「エル・ドミニオ・デル・アギラ」の新ビンテージを今回も特別に割当ててもらえそうです。入荷は5月連休明けあたりですが、興味があればメール(inoue@vinoespanol.com)をください。・ピカロ・デル・アギラ ティ...
16/03/2017

スペインの希少ワイン「エル・ドミニオ・デル・アギラ」の新ビンテージを今回も特別に割当ててもらえそうです。入荷は5月連休明けあたりですが、興味があればメール([email protected])をください。

・ピカロ・デル・アギラ ティント(赤)2015...7,000円(税
 前年度パーカーポイント92点
・ピカロ・デル・アギラ クラレテ(ロゼ)2016...7,000円(税別)
 前年度パーカーポイント91点
・ドミニオ・デル・アギラ レセルバ(赤)2012...15,000円(税別)前年度パーカーポイント95点

生産本数も、日本への入荷本数も大変少なくなっています。
ワインにうるさい方へのギフトにぴったりです。

Cabaret Sauvignon 2012キャバレー・ソーヴィニヨン(D.O.Costers del Segre)コステルス・デル・セグレイラストno.654なにコレ、ムーランルージュのフレンチカンカン?エチケット(ラベル)を見たらカベル...
10/02/2017

Cabaret Sauvignon 2012
キャバレー・ソーヴィニヨン
(D.O.Costers del Segre)
コステルス・デル・セグレ

イラストno.654

なにコレ、ムーランルージュのフレンチカンカン?エチケット(ラベル)を見たらカベルネ・ソーヴィニヨン…じゃなくてキャバレー・ソーヴィニヨン。シャレかよ。エチケットもユニークなら、栽培・醸造法も杓子定規(しゃくしじょうぎ)ではない。自然農法をベースに徹底した放任主義をとっているため、畑のブドウの樹も混植。伸びる枝葉はむやみに刈り取らない。下草も刈らない。管理が過ぎないからとんでもなく自由で元気イイ。飲む人の心を快活にしてくれるワインなのです。ブドウはカベルネのほかに土着品種のトレパットも使われています。

グラスに注ぐと少し濁ったような薄い赤茶色。土壌が出てきてコンニチハ。口に含むと酸味がキリッと旨い。口の中にはイチゴのコンフィ香が残る。酸化防止剤入ってないから、味わいがゆっくりと変化する。グラスがどうの、温度がどうのと、近ごろ講釈たれるのに辟易(へきえき)してる私としてはうれしいかも。2日目、3日目はさらによし。満足感も残るけど、無濾過(ろか)・無清澄(せいちょう)だから最後の方はオリも残るようで。おあとがよろしいようで…

取扱会社:ラヴニール、スペインワイン発見!

no.362 - 373
04/01/2017

no.362 - 373

「スペインは美味しい」本年もみなさまと美味しいひと時をご一緒しましょう。
01/01/2017

「スペインは美味しい」
本年もみなさまと美味しいひと時をご一緒しましょう。

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