05/06/2022
こんばんは、999Heads運営のタノウエです。
いろいろ考えた結果なのですが、999Headsを辞めることにしました。
理由はブルワリーが集まらないからです。
もちろん全国津々浦々のブルワリーに声を掛けたわけではありませんが、すでに10社ほど断られています。
さらに10社20社と声を掛けろと言われるかもしれませんが、そもそも業界の意思として望まれていないことならば、やる意味はありません。
私の責任として状況を説明するべきだとは思っていますので、させてもらいます。
断られる理由ですが、様々でした。
醸造するブルワーが乗り気だったのに所属する会社が認めてくれなかったり、またその逆に会社が乗り気だったのにブルワーが自信がないということもありました。
999Headsのやろうとしたことにまったく興味がないとか賛同できないとか、そういう否定的な意見は1つもなかったのですが、私の印象としては、彼らを突き動かすほどの理由が999Headsになかったのだと思っています。
それともう1つやろうとしていたことがありました。
それは高級レストランに認めてもらい、シャンパンと同様な扱いを受けたいということです。
実はこれが今回999Headsを辞めると宣言した理由にもなっています。
ミシュランに載るような高級レストランに話を持って行きましたが、高品質をうたうビールについて興味を持ってもらえました。
999Headsについて楽しみにしてもらえていたし、今後コースにビールを組み込んでもらうことを考えてもらえていた状況です。
しかし!
肝心の参加ブルワリーを見つけられなかったんですよ。
「まだ調整中です」という回答を繰り返して延期し続け、私やクラフトビール自体が信用を失うわけにはいかなかったので、ここで1度999Headsという企画は諦め、終わらせてもらいます。
ということで、私は本来の私の仕事に専念しますが、ただ常識のある皆さんに1つだけ伝えておきます。
ビール職人などクラフトビール業界の若者の中には、月収が15万円以下(手取りじゃないよ!)なんて人もいるんですよ。
999Headsは方法として間違いだったのですが、そういったことを私が危機感を持って改善しようとしたことは間違っていないはずです。
999Heads応援してくれた方々、上手くやれなくてすみませんでした。
なんとかこの経験を今後に活かすことができれば、少しは応援に応えられるのかもとは思っています。
ただしばらくは東海道ビールの活動に専念します。その結果業界に貢献できるようなことをしていきたいとは思っています。
最後に、買っていただいた方々、応援してくれた方々、興味を持っていただいた方々、皆様ありがとうございました。